macでfishのプロンプトの表示がやたら遅い問題
コマンド実行してから次のプロンプトが表示されるまでに妙に時間がかかっていたので調べた。 結果、コマンドラインツールを入れ直すことで解消。
sudo rm -rf /Library/Developer/CommandLineTools xcode-select --install
原因はxcodeのアップデートっぽい。 遅くなってからちょっと我慢して使ってたけど、こういうのはちゃんと直さないとダメですね。
参考: MacOS 10.15 Beta - Slow Fish Prompts · Issue #5980 · fish-shell/fish-shell · GitHub
1分で話せを読んだ
"1分で話せ"いう本を読んだ。 人に物事を分かりやすく伝えるにはどうすればよいか、というテーマのよくあるロジカルコミュニケーションの本。 自分が人に物事を説明するのがとても苦手な自覚があるので、少しでもそれの改善になればと思ったのがきっかけで選んでみた。 何冊かこういうの本を読んだことがあるけど、その中でもコンパクトにまとまっていて具体的な実践例があるので読みやすかった。
文中に、"話を聞いていて、プレゼンターが何を言っているか理解できないときに、その難しいところにこだわって考えていたら気づけば話が先に進んでしまった経験がないか?"みたいな問いかけがあった。 その後は、この本を読んだあなたはそのような相手が理解できないような話をしないようにしましょう、といった流れで本は進む。 確かにそうなのだけれども、実際は自分が難しい話をしてしまう機会よりも、人の難しい話を聞く機会のほうが多いと思う。 ロジカルプレゼンテーションの本はこの世にいっぱいあるけどロジカルヒアリングの本は今まで出会ったことがない。あれば読みたい。
WWDC19行った
7/3-7でWWDC19に行ってきた。とにかくめちゃくちゃ良かった。 覚えているうちにちゃんと記録を残しておく。
前日
当日に並ぶと待たされるらしいので、前日のうちにレジストレーションを済ませる。前日でもそこそこの待ち時間があるけど、スタッフの方がハイタッチやコール&レスポンスでめちゃくちゃに盛り上げてくれるので待ち時間も楽しい。済ませると参加者の証である名札と、バッジ、ジャケットなどがもらえる。名札にはnfcタグと思われるものがついており、かざすことで会場のゲートを通過できるようになる。便利。よくあるミスだけど、自分の名前を漢字で登録していると発行される名札が漢字でプリントされてしまう。その場合、スタッフの方に修正をお願いすると英語に直してもらえる。名札の名前を読まれる場面は何度もあったので、絶対にアルファベットのほうが良い。自分は手違いで名札が漢字のまま1週間を過ごしてしまった。
夕方には日本人参加者の前夜祭があった。70人弱くらいは参加していた。数年前のインターン同期との再会などがあった。他の人とでもインターン関連で話が広がることが多かったのでやはりインターンは偉大。学生のうちにもっと参加しておけばよかった。 WWDC会場ではここで知り合った人に何度も出くわした。外国人だらけの中では知り合いの日本人の顔を見るだけでなんとなく安心する。来年も開催予定だそうなので来年WWDC参加される方はぜひ。
Keynote
初日にして最大のイベント。会場は激しい席の取り合いになると聞いて、早めに並んで席を確保する。 朝10時に始まるけど早い人は0時頃から並んでいた様子。すごい。 自分は朝6時から並んだ。同じ会社から行ったメンバーが8時並んでいたけど、それほど席が変わらなかったのであんまり早く並び過ぎても意味はあまりなさそう。 並んでいる間は朝食が提供されたり、ここでもスタッフが大声で盛り上げたりしてくれるので飽きずに過ごせる。 Keynote会場はとにかく寒い。自分は去年行った先輩から話を聞いていたので対策して行った。知らずに軽装で行ってしまうと凍えること間違いなし。
現地行列の様子 #WWDC19 pic.twitter.com/WfotgC4tom
— てぃけだ (@0__1_tea) June 3, 2019
keynote待機中 #WWDC19 pic.twitter.com/H9UAGS7s9Z
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開場!!! #WWDC19 pic.twitter.com/1crdOqQGvo
— てぃけだ (@0__1_tea) June 3, 2019
今年のKeynoteはとにかく豊作、当たり年。Mac Pro、ダークモード、iPad OS、SwiftUIなどなど・・・ 特にSwiftUIが発表されたときは猛烈に盛り上がっていた。 「あんなに作るのが大変だったUITableViewもSwiftUIにかかればこんな簡単に…」「オオーッ!!!」みたいな毎年ディスプレイ越しに聞いていたお決まりの煽りを生で聞けたのも良し。 ただ、実際会場で聞いていると「オオーッ」ってやりたいだけの人がかなり多いようにも見えた。
セッション
appleのエンジニアが登壇して新機能の説明などをしてくれるのでそれを聞く。2日後には動画とpdfが公開されるのであとから見ることもできる。むしろ動画は字幕付きになるのでそちらのほうがゆっくり見れるかも。多少カットされることがあるようなのでそこは注意。 自分はUI、XCodeやテスト、パフォーマンスなどについてのセッションを中心に見た。 どの発表者も身振り手振り話し方が一貫しており洗練されている。すごい。めちゃくちゃ練習したんじゃないか。みんな似たような話し方や動きをしていたけどマニュアルとかあるんだろうか。
ラボ
Appleのエンジニアやデザイナーの方に直接質問できるブース。 自分はCore Bluetooth Lab、App Store Lab、UIKit Lab、Design Labを回った。 Design Labなど人気のラボは受付でお願いすれば通訳の方を付けてもらえる。めちゃくちゃ助かる。 どこのラボに行っても自分の拙い英語を頑張って汲み取ろうとしてくれるのでありがたい。
Design Labでは普段仕事で作っているアプリのUIについて質問した。 30分しか持ち時間がなく、質問しきれなかった部分があったのが残念。見てもらいたい部分のスクリーンショットをあらかじめ撮っておいたりすればもうちょっと効率よく質問できたかも。向こうのデザイナーの方から、「このボタンは何?」という質問を何度もされたのが印象に残っている。パッと見て分かりにくかったんだろうな。
ランニング
3日目の朝にランニングのイベントがあった。サンノゼのコンベンションセンター周辺5kmをWWDC会場周辺をただランニングする結構ストイックなイベント。 普通ならただでさえしんどいのに早起きしてランニングなんてするわけがないのだけれど、去年は参加者全員にBeatsのイヤホンが配られたと聞いて、つい参加してしまった。 期待して行ったけど今年は特にお土産はなく、バッジとバンドがもらえるだけだったので残念。ゲストランナーとしてオリンピックランナーが来ていたらしい。人がいっぱい集まって写真撮影とかしてたけど誰か知らなかったので自分はスルー。
音楽が激しい #WWDC19 pic.twitter.com/z58f4VGcYf
— てぃけだ (@0__1_tea) June 5, 2019
ランニングは思いの外気持ち良かった。それほどハイペースで走るわけでもなく、サンノゼのからっとした空気が快適。日本でもこれくらいの天気ならランニングしたい。
Bash
気持ちとしてはメインイベント。ひたすらビール飲みながら音楽聞く。 会場にはジェンガ、卓球、サッカーゲーム、玉入れなどが置いてあって遊べる。自然と異国の参加者と交流できるので楽しい。ボードゲームは万国共通。
Bash #WWDC19 pic.twitter.com/r7T3YZg210
— てぃけだ (@0__1_tea) June 7, 2019
今年のゲストのバンドはWeezer。名前を知っているくらいだったけどかっこよかった。 Bash前日にゲストが発表されたので、決まってるならもうちょっと早く発表してほしい。予習して聞きたかった。
その他
飯
朝飯は隣のヒルトンから運ばれてきているというフルーツ盛りやパンを自由に取ることができる。おいしい。自分は特にメロンがお気に入りで毎日食べていた。 朝飯とは打って変わって昼飯は自分の口には合わなかった。周りに飲食店が多くあったので、会場の昼飯を食べずに出かければよかった。反省。
また、朝昼以外にも飲み物や軽食などが常に会場には置いてあった。 噂のオダワラも色んな味があった。自分はオレンジ味を飲んだ。スムージーみたいな感じでなかなかに美味しいけど、ちょっと甘すぎる。 チョコ味が常に残っていたので、人気がなさそう。
バッジ
恒例?のバッジ配り。イベントやゲームに参加したり、さまざまな場所でもらえる。 会場で踊っているスタッフに混ざって踊るとバッジがもらえることがあったらしい。 それを聞いた会社の先輩が踊りに行っていた。その先輩はバッジをもらえずに帰ってきたので、もらえるかどうかは運もある。
Lime
直接WWDCとは関係ないけど良い体験だったので紹介したい。 Limeは電動キックボードのシェアレンタルサービスで、WWDC会場の周りにたくさん配置されている。 アプリでキックボードに取り付けられたQRを読み込めばレンタル開始。乗り終わったら好きな場所で降りてアプリから返却する。
Lime最高すぎる、まず乗り物として最高な上にアプリは使い勝手が良くてロゴがかわいい pic.twitter.com/KJRdQdMLQw
— てぃけだ (@0__1_tea) June 7, 2019
このツイートの動画は返却の様子。アプリはロゴが可愛くて、結構使いやすい。良い。 キックボードはそこそこスピードが出るので乗っていて快適だった。これに乗ってお昼休憩に出かけるのが楽しかった。 金額は初乗りが1ドルで、あとは1分で0.3ドルとか。 プロモーションコードを入力すれば初乗りの1ドルが無料になる。よかったら「RSWK3KU」で入力してください。次行ったときも乗りたい。
おわり
WWDCずっと行きたいと思っていたので行けて本当に良かった。英語力もっと高めてまた行きたい。 ちなみに、会社のブログでもWWDCの報告を書くことになったのでこれをきれいにした記事がそのうち出る。
大手キャリアからMNPで格安simに移行した
今年の新型iPhoneは買うと決めていたので,事前予約して発売日にAppleStoreに出向いて手に入れた. そこで,この機会なので長く使っていた大手キャリアもMNPして格安simに移行することにした.
その手続きを今朝行ったところやり口の汚さにびっくり. MNPを行うためには「MNP予約番号」なるものを発行する必要がある. これはweb上から発行することはできず,電話で直接オペレータの方と話すことでしか発行できない. この時点でもうゲンナリであるが,この方法しか大手キャリアを脱出できないのである. 一応あるにはあるけれど,ショップに出向くのは面倒臭すぎる.web上から発行できるようにしてほしい.
オペレータは転出引き止め係と番号教える係に分かれていていて,引き止めはニャンニャン声の女の人が出てきて情に訴えかけてくる. 〇〇様は9年間も継続された大切なお客様で〜とか言われても知らんがな,という感じ. ここで,転出の意志が固いと分かったとなると,途端に番号教える係である野太い声のおじさんに回される. なんとも厳しい分業制度だなと思った.
高速片手タイピングへの道
年始に骨折した時に書いた記事の下書きが残っていたのでちょっと書き加えて公開する. どうしても片手でキーボードを打たないといけない人に役立つこと間違いなし!
2018年の抱負は,初詣の出先で左手を骨折した時に"健康"でいくと決めた . まさか人生初の骨折を修論執筆のこの時期にやらかすとは…
というわけで,修論提出までの残り一ヶ月を,なんと右手一本の縛りプレイでこなすことが決まった. かなり厳しいが,なってしまったものは仕方ないので,なんとか片手でやりきれるように準備している. 今回はそのための"片手タイピング"について,片手タイピングの練習がてら書く.
準備
片手タイピングについてはこの記事が詳しい.
今回はここで紹介されているMirror-QWERTYを使うことにした. この方法は,スペースキーを押している間キーボードの並びを反転させることで,片手での効率的なタイピングが可能になるというものである.
導入の手順については,記事の内容が少し古いため補足する.
Mirror-QWERTYの導入には,Karabiner-Elementsを使った.
公式にオプションが用意されているので,それを導入すると手っ取り早い.
Preference -> Complex modifications -> Rules -> Add rules -> import more rules from internet
で,ブラウザが立ち上がるので,その中からHalf-QWERTZ (German one-handed layout)
を探してImportする.
自分はUSキーボードを使っていて,左右のコマンドキーに英かなの変換を割り当てていたが,特にコンフリクトすることなく導入できている.
その後
数ヶ月経って,骨折もすっかり完治し,元気に指が動いている. 片手キーボードの設定はというと…もう外してしまった… 両手でキーボードを使う時に,誤タイプが頻発して使い物にならない.
東京一人暮らしチェックリスト・スタート編
長きに渡る学生生活を終えた僕は,ついに就職して社会で働くこととなった. 配属地はなんと東京.田舎からの上京というなんともありがちな状況… 今回は生活を始めるにあたって必要な,一人暮らしの家探しなどについて覚えているうちに書く. 次に自分が引越しするときにもう一度思い出したい.
なお,現在僕が住んでいる部屋はユニットバスで1K8畳.
事前準備
- あらかじめsuumo,homesで候補をリストアップする
- 実際の部屋の状態がsuumo,homesに反映されるまで2,3日の遅れがある,2,3月は繁忙期で激しい部屋の争奪戦となっているので,良いなと思った物件はsuumo.homesにあったとしても大体なくなっている.あまり絞り込まずにいっぱい候補を挙げておく.
- やたら条件がいい物件がある場合,事故物件・近隣トラブルによる値下げの可能性がある.不動産屋に直接問い合わせると,電話の中だとそれを明らかにしてくれずとりあえず店に来いと言われることがある.だまされないように.
- とりあえず不動産屋に行く
- ネットだけで部屋を確保することは難しい.とりあえず行く.
- 周りから聞く印象として,大手の不動産屋の方が丁寧に対応してもらえる印象がある(要出典).
- 契約の書類を書き終えた瞬間から対応が杜撰になるところもあるらしい.
内見
- あらゆる寸法をはかる
- カーテンの高さ,幅
- 部屋の奥行き,高さ,幅
- 両隣上下の隣人がどんな人が住んでいそうか
- あんまりよくないけどベランダからチェック
- 駅から自宅まで歩く
- 道中に何があるか確認
- 距離感を体感で得る
- ユニットバスに磁石はくっつくか?
- めちゃくちゃ狭いユニットバスでは磁石でくっつけるタイプの棚を使うと便利
- 鍵の受取は時間を自由に動かせるか?
- 急な予定変更で元の場所に長くいたくなる事がある.
- 管理会社の定休日を確認
- 近隣に臭い匂いを発する飲食店はないか?
- 焼肉屋など,夜じゃないとわからないパターンがある
- 内見を昼頃に行ったため,夜に焼肉屋の匂いが流れてくることがわからなかった.
他
- 部屋に到着から引っ越しの荷物が届くまでに時間があくとつらい
- 持ち込んだ荷物しかない無の部屋で生活することになる.
- 実際自分は無の部屋で2晩過ごした.
- ダンボールを敷布団にするとあったかい.
- とにかくなんでも良いので照明を持っていく.
- 運送会社に照明を預けてしまったので照明なしで2晩を過ごした,照明すらない部屋だと一切のやる気をなくす.
- 持ち込んだ荷物しかない無の部屋で生活することになる.
- 住民票さっさと移す準備をする
まだ生活を始めてから2週間ほどしか経っていないので,これから「あれやっとけばよかった」みたいなのが出てくると思う. 落ち着いた頃にまた纏めるつもり.
学会ラスト
学生としての最後の学会に参加するために東京に来ている. インタラクションとiuiの2つの学会をまたぐことになっていて,1週間の長期滞在である. 4月からずっと東京にいるのにね.
自分の発表として,インタラクションでは1件のデモ発表をした. 作っている時は実装の粗さばかりが目について,全くもって良さがわからなかったのであるが,実際に人に触ってもらうと面白いと言ってもらえたのでよかった. ただ,それと同じくらい「これはどんな時に使うの」という質問を受けた. こっちが聞きたいぐらいやがな.
他の発表を見ていても,背景,問題を正しく設定することの大切さを感じる. 背景,問題設定がうまくないと,どれだけ実装に力を入れても何も解決されていなかったりする. 逆にうまく行っていると,最小の実装量であっても評価されたりする. 先生が飲んでいる時に「どれだけ楽をして最大の成果を出せるか追求していくのが研究のミソ」といったことをおっしゃっていて,まさにその通りだと思った.