WWDC19行った

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7/3-7でWWDC19に行ってきた。とにかくめちゃくちゃ良かった。 覚えているうちにちゃんと記録を残しておく。

前日

当日に並ぶと待たされるらしいので、前日のうちにレジストレーションを済ませる。前日でもそこそこの待ち時間があるけど、スタッフの方がハイタッチやコール&レスポンスでめちゃくちゃに盛り上げてくれるので待ち時間も楽しい。済ませると参加者の証である名札と、バッジ、ジャケットなどがもらえる。名札にはnfcタグと思われるものがついており、かざすことで会場のゲートを通過できるようになる。便利。よくあるミスだけど、自分の名前を漢字で登録していると発行される名札が漢字でプリントされてしまう。その場合、スタッフの方に修正をお願いすると英語に直してもらえる。名札の名前を読まれる場面は何度もあったので、絶対にアルファベットのほうが良い。自分は手違いで名札が漢字のまま1週間を過ごしてしまった。

夕方には日本人参加者の前夜祭があった。70人弱くらいは参加していた。数年前のインターン同期との再会などがあった。他の人とでもインターン関連で話が広がることが多かったのでやはりインターンは偉大。学生のうちにもっと参加しておけばよかった。 WWDC会場ではここで知り合った人に何度も出くわした。外国人だらけの中では知り合いの日本人の顔を見るだけでなんとなく安心する。来年も開催予定だそうなので来年WWDC参加される方はぜひ。

Keynote

初日にして最大のイベント。会場は激しい席の取り合いになると聞いて、早めに並んで席を確保する。 朝10時に始まるけど早い人は0時頃から並んでいた様子。すごい。 自分は朝6時から並んだ。同じ会社から行ったメンバーが8時並んでいたけど、それほど席が変わらなかったのであんまり早く並び過ぎても意味はあまりなさそう。 並んでいる間は朝食が提供されたり、ここでもスタッフが大声で盛り上げたりしてくれるので飽きずに過ごせる。 Keynote会場はとにかく寒い。自分は去年行った先輩から話を聞いていたので対策して行った。知らずに軽装で行ってしまうと凍えること間違いなし。

今年のKeynoteはとにかく豊作、当たり年。Mac Pro、ダークモード、iPad OS、SwiftUIなどなど・・・ 特にSwiftUIが発表されたときは猛烈に盛り上がっていた。 「あんなに作るのが大変だったUITableViewもSwiftUIにかかればこんな簡単に…」「オオーッ!!!」みたいな毎年ディスプレイ越しに聞いていたお決まりの煽りを生で聞けたのも良し。 ただ、実際会場で聞いていると「オオーッ」ってやりたいだけの人がかなり多いようにも見えた。

セッション

appleのエンジニアが登壇して新機能の説明などをしてくれるのでそれを聞く。2日後には動画とpdfが公開されるのであとから見ることもできる。むしろ動画は字幕付きになるのでそちらのほうがゆっくり見れるかも。多少カットされることがあるようなのでそこは注意。 自分はUI、XCodeやテスト、パフォーマンスなどについてのセッションを中心に見た。 どの発表者も身振り手振り話し方が一貫しており洗練されている。すごい。めちゃくちゃ練習したんじゃないか。みんな似たような話し方や動きをしていたけどマニュアルとかあるんだろうか。

ラボ

Appleのエンジニアやデザイナーの方に直接質問できるブース。 自分はCore Bluetooth Lab、App Store Lab、UIKit Lab、Design Labを回った。 Design Labなど人気のラボは受付でお願いすれば通訳の方を付けてもらえる。めちゃくちゃ助かる。 どこのラボに行っても自分の拙い英語を頑張って汲み取ろうとしてくれるのでありがたい。

Design Labでは普段仕事で作っているアプリのUIについて質問した。 30分しか持ち時間がなく、質問しきれなかった部分があったのが残念。見てもらいたい部分のスクリーンショットをあらかじめ撮っておいたりすればもうちょっと効率よく質問できたかも。向こうのデザイナーの方から、「このボタンは何?」という質問を何度もされたのが印象に残っている。パッと見て分かりにくかったんだろうな。

ランニング

3日目の朝にランニングのイベントがあった。サンノゼコンベンションセンター周辺5kmをWWDC会場周辺をただランニングする結構ストイックなイベント。 普通ならただでさえしんどいのに早起きしてランニングなんてするわけがないのだけれど、去年は参加者全員にBeatsのイヤホンが配られたと聞いて、つい参加してしまった。 期待して行ったけど今年は特にお土産はなく、バッジとバンドがもらえるだけだったので残念。ゲストランナーとしてオリンピックランナーが来ていたらしい。人がいっぱい集まって写真撮影とかしてたけど誰か知らなかったので自分はスルー。

ランニングは思いの外気持ち良かった。それほどハイペースで走るわけでもなく、サンノゼのからっとした空気が快適。日本でもこれくらいの天気ならランニングしたい。

Bash

気持ちとしてはメインイベント。ひたすらビール飲みながら音楽聞く。 会場にはジェンガ、卓球、サッカーゲーム、玉入れなどが置いてあって遊べる。自然と異国の参加者と交流できるので楽しい。ボードゲームは万国共通。

今年のゲストのバンドはWeezer。名前を知っているくらいだったけどかっこよかった。 Bash前日にゲストが発表されたので、決まってるならもうちょっと早く発表してほしい。予習して聞きたかった。

その他

朝飯は隣のヒルトンから運ばれてきているというフルーツ盛りやパンを自由に取ることができる。おいしい。自分は特にメロンがお気に入りで毎日食べていた。 朝飯とは打って変わって昼飯は自分の口には合わなかった。周りに飲食店が多くあったので、会場の昼飯を食べずに出かければよかった。反省。

また、朝昼以外にも飲み物や軽食などが常に会場には置いてあった。 噂のオダワラも色んな味があった。自分はオレンジ味を飲んだ。スムージーみたいな感じでなかなかに美味しいけど、ちょっと甘すぎる。 チョコ味が常に残っていたので、人気がなさそう。

バッジ

恒例?のバッジ配り。イベントやゲームに参加したり、さまざまな場所でもらえる。 会場で踊っているスタッフに混ざって踊るとバッジがもらえることがあったらしい。 それを聞いた会社の先輩が踊りに行っていた。その先輩はバッジをもらえずに帰ってきたので、もらえるかどうかは運もある。

Lime

直接WWDCとは関係ないけど良い体験だったので紹介したい。 Limeは電動キックボードのシェアレンタルサービスで、WWDC会場の周りにたくさん配置されている。 アプリでキックボードに取り付けられたQRを読み込めばレンタル開始。乗り終わったら好きな場所で降りてアプリから返却する。

このツイートの動画は返却の様子。アプリはロゴが可愛くて、結構使いやすい。良い。 キックボードはそこそこスピードが出るので乗っていて快適だった。これに乗ってお昼休憩に出かけるのが楽しかった。 金額は初乗りが1ドルで、あとは1分で0.3ドルとか。 プロモーションコードを入力すれば初乗りの1ドルが無料になる。よかったら「RSWK3KU」で入力してください。次行ったときも乗りたい。

おわり

WWDCずっと行きたいと思っていたので行けて本当に良かった。英語力もっと高めてまた行きたい。 ちなみに、会社のブログでもWWDCの報告を書くことになったのでこれをきれいにした記事がそのうち出る。